明治の初め、東大寺の回廊を会場にして、大規模な展覧会が開催されました。奈良博覧会と銘打って明治8年に第一次が開催され、この時初めて正倉院の御物が出陳されたこともあって、会期中、当時の交通事情にもかかわらず約17万人の入場者があり、盛況理に閉幕しています。博覧会はその後、第十八次(明治27年)まで開催されました。
今回、明治期に開催された博覧会の模様を紹介するとともに、明治初期の奈良の様子を伝える資料も併せて紹介します。
日時
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会場
3階 ブリッジ
主催
奈良県立図書情報館
展示内容
- 博覧会前史 『壬申検査社寺宝物図集』
- 奈良博覧会 『第1回博覧会物品目録』
- 正倉院御物ほか 『東瀛(とうえい)珠光(しゅこう)』
全200冊程
展示図書リスト
様子